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ハリケーンズ »»大会レビュー
 
ハリケーンズ、今期初優勝
2001年7月19日(English)
 

眠れる獅子がついに目を覚ました。7月14日、ノースカロライナ州(以下NC)グリーンズボロで行われたサッカートーナメントは、バージニア・ハリケーンズが見事な優勝を収めた。

NCトーナメントの優勝は今期のハリケーンズにとって悲願だった。6月、オハイオ州コロンバスの大会では優勝候補の筆頭に挙げられながらまさかの3位。それだけに今大会ではモチベーションを高め、「リベンジ」を誓って臨んだ。

「決勝、11-0。」このスコアだけを見ると、ハリケーンズは他チームを圧倒して征したように見えるかもしれない。だが、優勝までの道のりは決して楽ではなかった。1次リーグの初戦はハリケーンズにとってまさに「鬼門」だった。

1次リーグ初戦、前半を4-0で折り返し好スタートを切ったかに見えたハリケーンズは後半、突如DFラインとMFの連携が乱れ、それを修正する術もなくずるずると失点を重ねた。

「まるで負け試合だ」後半右サイドでほとんどチャンスのなかったMFシーが言い捨てた。終わってみればスコアは4-3。後半だけ見ると0-3と完敗だった。第2戦までの1時間、ハリケーンズは緊急ミーティングを開き、ディフェンスシステムの再構築を図った。

第2戦を前に、エー(DF兼ヘッドコーチ)がFWタクローを呼んだ。ストッパーでの先発起用を伝えるためだった。

「僕のディフェンスは穴だけど、ピーター(DF)のアドバイスに従って、レー、ムイ、アニマル(ともにDF)とマークの受け渡しをきっちりやった。(前半途中で)ベンチに下がるまで失点0に抑えられてよかった」とホッとした表情。

もともとFWのエ・ノイもタクローの後を受けて第2戦と決勝トーナメントをストッパーとしてプレーした。エ・ノイも兄・アニマルとのコンビが冴え、相手攻撃陣をシャットアウト。大胆な攻撃を支える安定した守備の原動力となった。

このピンポイントのストッパー起用はもともと、高さのある相手FWに合わせ、背の低いピーターに代えてタクロー、エ・ノイのヘディングで対応しようという意図があった。それが今回はDFとMFの意思疎通という、思いがけない副作用をもたらす結果となったのだ。

ハリケーンズとその応援団

NCトーナメントを通してハリケーンズは大きな収穫を得た。安定した守備と決定力不足の解消。新戦力タクローも渡米後公式戦初ゴールを含む3得点を決め、チームの得点力アップに貢献した。「準決勝でダイビング・ヘッドを決めたとき、チームみんなが祝福してくれた。アン(MF・キャプテン)には顔に水をぶっかけられた。サッカーやってて一番嬉しかった瞬間かもね。」

モチベーションを高く持ち、常に全力で戦う。このことが、浮沈の激しいハリケーンズに求められる。19日のミーティングをはさんで1週間のつかの間の休息をとってから、ハリケーンズは次の3大会―バージニア(ホスト大会)、ニューヨーク、そしてフロリダ―へと照準を合わせる。

 
大会秘話:ノース・カロライナの暑い夜
 
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